わからないけど、そういうものなんだろうな
「わからないけど、そういうものなんだろうな」というスキル。
以前の記事で登場しましたね。
ところが、前回の記事では、そもそも何なのか、といった「そもそも」が大事だとも紹介しました。
「何なのか」「なぜ」といった「そもそも」を掘り下げていく行為。
自分は「わからない」のだと自覚する行為。
どちらも、メタ視点を広げていく行為です。
勉強が進まない人というのは、前者の「そもそも」にとらわれすぎてしまっていることが多いです。
考えなくていいことを考えてしまったり。
今の自分の能力では理解できないことまで考えてしまったり。
たとえば、円周率。
円周率は、「3.14」で計算したり、記号の「π」を使ったりしますね。
これを、なぜ3.14なのか、なぜπなのかと、
理解する能力が自分に備わっていないのに考えすぎてしまうのは、得策ではありません。
「そういうものなんだろうな」と思って問題を解き進めていくほうがいいです。
生きづらさを抱えている人は、「そういうものなんだろうな」と理解するスキルが高いといえます。
たとえば、
勉強しなければいけない
成績がよくなければいけない
スポーツができなければいけない
1番でなければいけない
悔いのないように生きなければいけない
などといったパラダイムを、
「そういうものなんだろうな」と思って採用してきたのではないでしょうか?
そして、生きづらくなった。
「そういうものなんだろうな」と、自分の中で採用する能力。
それを応用することで、生きづらさを抱えている人は、勉強を始めることができるのです。