「勉強」とは何か
前回の記事に、わかりにくい部分があったと思います。
自分は「わからない」のだと知ること。
一番大事なことなので、今回の記事で説明していきます。
タイトルにあるとおり、「勉強」とは何でしょうか。
新しい知識を得ることでしょうか。
ドリルの問題を繰り返し解いて、処理能力を高めたり、計算能力が錆びつかないようにすることでしょうか。
どちらも大事ですが、違います。
「勉強」とは、自分が「なにがわからないのか」がわかるようになること。
「自分はこの教科がわからないんだな」
「この教科のこの部分がわからないんだな」
教科書を開き、参考書を読み、問題を解き、
「自分はこの問題がわからないな」と自覚することができたなら、
それが「勉強した」ということです。
知らざるを知らずと為す是知るなり
ということわざがあります。
知らない事は、「知らない」と自覚すること、これが本当の「知る」ということである。
このことわざの意味が、「勉強」にもぴったりとあてはまります。
もちろん、演習をくりかえして、能力を伸ばし、衰えないように維持することも大切ですが、
もし、あなたが宿題のドリルをひたすら解いていて、
「ばかばかしい」
と思ったのなら、
「宿題」をしていても、「勉強」はしていないのかもしれません。